痛みは目に見えないので、その原因をピンポイントで探るというのは思った以上に困難です。
7番と
親知らずの間が痛んだという時点で
親知らずの痛みが原因と考えると、7番の痛みかどうか、神経が生きているかどうかなどは非常にその判断が難しくなります。
また、神経が死ぬというのも実はゆっくりと進行していくので、その痛みが出た時に死に始めたのか、死にかかっているのか、死んでしまって
根尖まで細菌感染が広がったものなのか、その判断は実際のところ出来ません。
元々6番7番に痛みがあったとも書かれているので、6番が原因という可能性も否定はできません。
色々たたいたり症状などで考えますが、隣に
親知らずがあればその影響でたたいていて痛みが出ることもありますし、結局判別できません。
レントゲンでも生きているかどうかという判断は、直接はできません。
根尖部に病変が出来て初めて神経が死んでいる可能性が高いという事が言えるようになるだけで、そこまでは1~3か月くらいのタイムラグがあります。
一番最初のコールドテストで神経が生きていると判断している訳ですから、その後の痛みに関して
親知らずの方を先に処置をして痛みの原因を一つ一つ取り除く、という方針についても納得できる話だと私は思います。
7番はもともと神経に近いところまでを処置して何とか神経が生きているという状態で、痛みがそのあたりに出たからといってすぐに神経を取るという判断をすることも、それはそれでなかなか難しい話ですし、その時点で神経を取っていればまだ神経を取らないでもよかったのでは、という疑問が生じると思います。
私も上記の症状の変化を文章だけで聞いて、7番の神経が死んでいるのかどうか判断することはできませんでした。(大学病院で神経が死んでいたと書かれている以前の文章からだけでは。)
たまたま7番が、
詰め物が取れた段階で死にかかっていっていたというタイミングではそのことに気が付きにくいという事も言えると思いますし、ご本人がピンポイントでこの歯が痛いという事が出来ない以上、他人にその痛みは分かりません。
他の歯科医院に代わることはもちろん自由です。