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自費のMTAセメントで治療をするか、保険で治療をするか迷っています。

あお様46歳女性
17歳の娘なのですが、左上2番の歯に大きめの虫歯があるそうです。
歯の間が少し茶色くなっていますが視診でも見逃されるレベルで、痛みもありませんがレントゲンで見ると大きめの虫歯だそうです。
何とか神経は残してあげたくて、色々調べていたらMTAセメントを使った歯髄温存療法というものにたどり着きました。
通っている歯科ではMTAセメントを取り扱っていないため、やっているところを探して昨日お話を聞いてきました。(大きめの病院で根管治療専門医がいます)
やはり大きめの虫歯で削ると神経が露髄する可能性があるそうです。
色々な検査(電気の検査など)をした結果MTAセメント適応との事で、MTAセメントを使った断髄法を勧められました。
神経を半分くらい取ってそこにMTAセメントで厚めに蓋をするそうです。
直接覆髄法だと、露髄したところに薄く覆うので失敗する危険があるとのこと。
確実に健康な神経だけを残そうと思うと半分くらいになってしまうそうです。
神経が半分になってしまっても機能的には大丈夫でしょうか?
神経はたくさん残っていた方が良いような気がするのですが。

今通っているところでは、神経を残したいのなら露髄しそうならそこで削るのをやめて、虫歯が残っていても薬を詰めて蓋をする、薬は神経を覆うような殺菌作用のあるもの(水酸化カルシウム?または何種類か使う?)だそうです。
とりあえずこのやり方でやってみて様子をみるそうです。
私的にはMTAセメントを使ったほうが予後は良い気はするのですが、どうなんでしょうか?
ただ自費だと10万円ちょっとかかるので失敗したらと思うと、保険のやり方でも一般的な方法ならそっちでもいいのかも?と迷ってもいます。
ご意見聞かせてください。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
何とか神経を残そうと考えているという事で調べて、MTAセメントでの断髄という方法にたどり着いたんですね。
でも自費で10万円かかること、保険でも直接覆罩というような方法があることがあり、どちらがいいのかわからないという事ですね。

実際に直接やってみないことにはこればっかりはわからないので、どちらがいいのかという事は私にも言えません。
たとえて言うなら、大きな病気になって、通常の保険ならAというお薬、でももっと特効薬のBという高いお薬もある、どちらを飲むのが正解か?という選択肢だと思います。
うまくすればAで治るかもしれません。
でも効果がない場合、死んでしまうかもしれません。
もちろんBでも100パーセント効果があるとは限りません。
うまくすれば、Aを試した後Bも試せるかもしれない、そういったところでしょうか?
これがいい、とはっきり言える人はいないと思います。
(ちなみに神経を多く残す方がいいという事もなく、半分になっても機械的な強度は問題ありません。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
予後ですが、神経の残存量ではなく、感染の状態に左右されるのではないかと思います。
ご自身の考え、思う方向で良いと思います。

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