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神経を抜くか歯髄温存療法をするか迷っています。

ねこずき様20歳男性
4月に虫歯治療を受けてから歯(右上7番、左下6番)がしみるようになり、今回別の歯医者さんを受診しました。
レントゲンマイクロスコープによる診査を行った結果、前医では隣接面虫歯が残っており、咬合面虫歯しか削られておらず、またそれぞれかなり深いところまで削られている、との事でした。
少なくとも、左下6番に関しては前医が神経を保護する薬を入れた形跡がレントゲンで確認でき、もう一回削ればほぼ間違いなく神経が出てくるレベルだろうとは言われました。
ただ、しみる原因はいくつか考えられ、歯ぎしり、噛み締めによる知覚過敏隣接面虫歯、そして神経ギリギリまで削った影響などがあり、はっきりと断定はできないそうです。
とりあえず、歯ぎしりを緩和するためにマウスピースを作成することになりましたが、先生は少なくとも左下6番は何らかの処置をした方が良いのかなぁ、との事で、神経を抜くか、それともMTAセメントによる歯髄温存療法をやった方が良いとのこと。
神経を抜くと、歯が20年程度でダメになるそうなので歯髄温存療法をやった方が良いと言われましたが、果たして神経ギリギリまで削ったのがしみる原因かはっきりわからない中、さらなる処置をすべきか迷いますし、自費MTAセメントを行っても必ず成功するとは言えないですよね。
神経を抜くべきなのか、それともMTAセメントによる歯髄温存療法を受けるべきなのか、それとも様子を見るべきなのか迷います。
先生方が患者ならどの治療を選択されますでしょうか?
また、診察した先生は神経を抜けばその歯は20年でダメになると言っており、歯髄温存療法を進めていましたが、本当に20年で神経を抜いた歯は折れたりするんでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
健康で削っていない歯と、削って神経を取っている歯を比較すると、断然健康な歯のほうが長持ちするということは言えると思います。
では、神経を取った歯が20年でだめになるというのがどういうことかというと、もっと早くだめになる場合もあれば、もっと長持ちする場合もあるだろう、むし歯になってかぶせをやり直したりする(平均7年と言われています)、という事を3回くらい繰り返すうちに(だいたい3回くらいが限界と言われています。)抜歯になってしまう可能性があるということです。
タバコを吸っている人の平均寿命が例えば70歳だとして、タバコを吸ったら70歳で死にますか?と言われても、それは人それぞれですよ、としか言えませんよね。
でも明らかにタバコを吸う人の寿命は吸わない人より短い、、、。

あとは価値観の問題です。
お金がかかっても神経を残すという可能性に賭けるか、あきらめて神経を取るか。
昔は神経を取るしかなかったというところに選択肢が増えたと考えてください。
もちろんうまくいかない可能性もありますが、それでも、ということならチャレンジはしてみましょう、ということです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
問題はそのしみかたのレベルかと思います。
痛みに変わるしみかたでしたら、神経を取る必要があると思います。
この場合は、まずは神経を残してみる処置がいいのでは、と思います。

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