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MTAセメントは長期間経つと歯髄処置が難しくなりますか?

マツ様45歳女性
虫歯が深く、削った時に神経が見えたのでMTAにて直接覆髄をして頂きました。
40代で歯周病、骨吸収ありで医師は50%の成功率なので勧めないと言っていましたが、その時は神経を残したくてお願いしました。
治療後4日、自発痛はほぼなく、冷たいものがしみる(すぐ治る)状態です。
2週間後再診なのですが、MTAは硬化し長期になると今度除去が困難だと後で知りました。
もし一旦成功したとして、予後が悪く3ヶ月~1年後に歯髄処置などになった場合、MTA硬化のせいで今よりも治療が困難になることはありますか?
(硬化除去が難しく、根管治療に進めないなど)
今処置をした方が治療が安易で歯自体の予後がいいのであれば、今現在ほぼ痛みはないですが、2週間後やはり歯髄処置に切り替えてもらおうかと思ってます。(料金はもちろん支払ったうえで)
MTA処置後、3ヶ月〜1年後痛みが出て歯髄処置を受ける場合と2週間で切り替える場合、歯を残すという意味で長期的に残せるのはどちらですか?
治療の困難度はマイクロスコープ等あれば、大差ないですか?
MTAは長期の間(1ヶ月後〜)に石灰化が進み、今度除去しようと思ったとき治療が困難になることがあると見て、予後が悪いと言われているので今の間に処置した方が少しでも歯を守れるのでは?と質問させていただきました。
もしマイクロスコープがあれば、長期間後でも治療に大差ないのであればこのまま様子見したいと思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
いろいろと勘違いをされているようです。
MTAは確かに硬いです。
でも通常の歯を削る道具で削る分にはそれほどでもありません。
通常の歯を削る道具というのはエアタービンやエンジンといった歯を削る器械のことです。

では、ネットで見かける硬化して除去できないというのはどういう状況かというと、それは細い根管内に充填した場合です。
根管は歯を削る道具ではなく、リーマーファイルといったものできれいにしていきますよね。
それが困難だということです。
(まぁ絶対という訳でもありませんが、、、)

ですから今の時点で歯の神経が生きているのであれば、せっかくMTAを使用しているので、それはそのまま出来るだけ温存して、痛みが出てどうしようもなくなったらその時に歯髄を取るというほうが、歯の寿命がその分延びるということになると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
露髄部分にMTAですので、その部分のみに硬組織ができるようなイメージになります。
ですので、問題はないと思います。
特に症状悪化が見られないようでしたら、経過観察でいいと思います。

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