今の先生が行っている方法も一般的な方法と言えますし、前の先生が行っていたすぐに
切開をして
膿を出すという方法も一般的な方法です。
どちらが一般的と言われても、どちらか一方が一般的な処置方法というわけではありません。
歯茎の腫れですが、
歯周病によるものかどうか、歯の亀裂、ヒビからきているものなのかどうか、
根尖病巣からきているものかどうか、其れによっても対処方法は変わってくることも考えられるでしょうし、感染した菌の種類によっても経過は異なってきます。
口の中の
歯茎の腫れを起こすバイ菌は常に一種類というわけではありません。
たとえばせきが出るからと言っていつも同じ
抗生剤で治っていたとします。
いつもは単なる風邪だったのかもしれませんが、肺炎連鎖球菌やサーズ、マラリアだったらどうでしょう?
しばらく薬を飲んでも治りませんよね。
今回の菌も通常の抗菌剤が効きにくい細菌に感染した、もしくは
口腔内の感染している環境がより悪いということが考えられます。
当院であれば顔のほうまで腫れてきているようであれば、
切開に加えて、
抗生剤を点滴するという方法もよく行いますが、一般歯科ですぐそういう対処をできるところは少ないと思われます。
腫れがひどいようなので大きな病院歯科や大学病院、そういうのが近くにないようなら内科でも紹介してもらって処置を受けるというのも一つの選択肢だと思います。