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根管治療に使われる薬剤に発がん性があると聞きました。

ミツキ様40歳女性
根管治療に使われるFGホルマリングアヤコールですが、ネットで検索すると発がん性があると書いてありました。
治療途中で痛みがなくなった為、通院を勝手にやめてしまい、2018年から現在までの7年間FGホルマリングアヤコールを留置したままとなっていました。

質問ですが、これだけ長い年数放置している人はいますでしょうか?
7年間ずっと薬の効果は続いてしまっているのか、それとも1ヶ月程で効果はなくなって害はないですか?
発がん性に関して実際のところはどうなんでしょうか?

宜しくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
発がん性があるというのはエビデンスがありますから、可能性としてはあると思います。
根管内というのはほぼ密閉されている状態なので、その中のものの影響がどの程度生体にあるのか、ということはなかなかわかりません。
根管内にのみ薬剤が効いてるということであれば生体には流れていかなかったということになりますし、そうなると体には為害性がほとんどなかったということになります。
その逆に生体内にFGなどが入っていったとすれば、根管内のFGは残っていなかったということになります。
長年使われていた薬ですから、今の時点で発がん性が指摘されるようになったからと言って発がん率が高まるわけでもありませんし、そこまで気にしなくても大丈夫かなとは思います。
(そもそもそういうにおいというのは昔の歯医者さんのにおいでした。そこで働いている歯科医師、医療従事者のほうがずっとそういうものに暴露されていて、その健康被害のほうが常識で考えると大きいです。食べ物の焦げを食べると発がん性がある、ということもエビデンスがありますが、その量を考えるとそこまででもない、というような話と似ていると思います。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
稀にいると思いますが、この期間になりますと薬効はなくなっています。

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