歯のお悩み相談詳細

ご相談

歯磨粉を使用せず時間をかけて歯ブラシしています。歯に着色がついてきました。

マシャマロ様53歳女性
以前歯医者さんへ通院していた時、歯磨き粉には研磨剤が 含まれているので、あまり使用せず時間をかけて歯ブラシを するよう指導して頂きました。 ですが、だんだん歯に着色がついてきました。 歯磨き粉をつけて磨くようにしましたが、なかなか落ちません。 それに歯の色がだんだん黄色くなってきました。 どんな治療方法があるのでしょうか? 保険適用になるのでしょうか?

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
5月21日に3歳のお子様の歯の色についてのご質問がありました。 この「お悩み相談」をお使いいただいてありがとうございます。 今回は、1)お母様ご本人のご質問でしょうか?、 2)それとも前回のお子様のご質問の続きでしょうか? 両方について考えられることを書いてみます。 1)大人の歯の着色について。 他の方の着色の質問にもお答えしましたが、原則として研磨剤の 入った歯磨き粉はあまり常用しない方が良いと考えます。以前かか られた歯科医師あるいは歯科衛生士の指導は正しいと思われます が、研磨剤の入っている歯磨き粉を使わない場合はどうしても着色 がとれにくいと思います。「その後だんだん歯に着色がついてき て、歯磨き粉をつけて磨いた」とありますが、そのときに使われた 「歯磨き粉」には研磨剤が入っていたのでしょうか?あるいは入っ ていなかったのでしょうか?研磨剤の入っている歯磨き粉を使って とれなかったのであれば、これ以上その歯磨き粉を使わないでくだ さい。細菌のかたまりである、歯垢プラーク)の石灰化が始まり 相当取れにくくなっていると思われます。この場合は歯科医院での プロフェッショナルケア(歯科医師や歯科衛生士が行う方法)でな いと取れなくなっています。これ以上ご自分でなさると歯を痛める 恐れがあります。一方、研磨剤が入っていない歯磨き粉をお使いの 場合は、毎日磨いていても着色が徐々に進んできます。着色しやす い食品(カレーなど)や着色しやすい飲み物(コーヒーや紅茶な ど)を特に好まれる場合は早く着色します。これもご自分では取れ にくいのですが、歯科医院では比較的簡単にきれいにする方法があ ります。歯科医院の治療方針にもよりますが、保険適用の方法で とってくれるところも多いと思います。(厳密には着色は病気では ないので「着色を取る」ことだけを頼めば保険適用外になります。 しかし、歯垢がたまりその歯垢に着色があり、それにより歯肉炎が 起こっているようでしたら治療になります。これは保険適用になり ます)。歯科医院に行かれるのは「治療」目的ではなく、「予防」 のためにお出かけになるようにお勧めします。そうすれば痛くな く、気持ちよく健康に生活することが出来ます。 2)お子様のご相談の続きと考えた場合。 先のご質問から、この短期間に着色が進むようでしたら2つのこと が考えられます。  (1)歯の中の「歯髄(しずいと読みます。神経や血管が入って います)」がダメージを受けていることが考えられます。歯科医院 できっちりと診察をお受けください。以前は歯髄がダメージを受け た場合は直ちに「抜髄(ばつずいとよみます)」をしました。これ は、歯に穴をあけて歯髄をきれいに掃除をする治療です。最近は、 経過を見て、(うみ)が出てくるなど症状が進んで悪くなる場 合は穴をあけますが、症状が進む様子がない場合、約6ヶ月くらい 様子を見ます。3歳のお子様なら、場合によれば神経や血管が元気 になり、内面から赤黒くまでなった歯がだんだん色が薄くなること もあります。この場合はそのまま様子を見て大丈夫だと思います。 (どの歯もこのようにうまく治るわけではありません、場合によっ ては穴をあけて治療の必要なこともあります。歯科医師とよく相談 して経過を見るようにしてください)。  (2)いろいろしてみたが歯の黄色い色が薄くならない場合。非 常にまれですが、お子様の歯胚(しはいと読みます。歯のできかけ の一番最初です)の時に特定のお薬(抗生物質)を使った場合があ ります。そのお薬が歯胚に沈着して色が消えなくなります。最近で はそのようなことがわかっているので滅多にそのお薬をそのような 時期に使うことはないと考えます。しかし、全くない訳ではないの で、これも歯科医師が診ればたいてい分かると思います。ご相談く ださい。 いずれの場合でも、早く歯の色がきれいになり、気持ちよく過ごせ るようになればいいですね。

須田 晶 先生からの回答

長崎県
アキラデンタルオフィス
須田 晶先生
研磨剤が入っていても過度のブラッシングをしなければ通常は問題ありません。 気になるようでしたら、歯磨剤も最近は研磨剤が入っていないものもありますから、 そういったものを使用されても良いと思います。 着色・黄ばみについては歯科医院でクリーニングをすれば歯本来の色には 戻ると思われます。 これは保険外でされている医院さんと保険適用の歯周病などの 治療の範囲でされている医院さんとあるのではないかと思います。 それ以上の白い歯を望まれるのなら、ホワイトニングということになります。 また上記のお話は基本的に 天然歯(神経がある歯)ということが前提です。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯磨剤には研磨剤の入っているものと、入っていないものがあります。 最近の傾向としては歯が傷つかないように研磨剤の入っていないものを 勧める傾向にあります。 さらに、予防効果を期待してフッ化物配合の歯磨剤が主流となっています。 歯の着色に関してですが、たとえばコーヒー、紅茶、お茶など 着色しやすいものなど、飲まれてはいないでしょうか? また、フッ化物でも着色しやすいものもありますので、 そのようなものも原因して着色する可能性が考えられます。 それらをきれいにするには、研磨剤入りの歯磨き粉やハブラシでは きれいに落ちない可能性があります。 やはり、かかりつけの歯科医院でPTCなどの機械的な器具を用いた治療で、 一度で落とすことをお勧めいたします。痛くない治療ですし。 ただこれらの処置は、保険ではできませんので自費診療 (さほど高額ではないと思います)となるでしょう。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
歯磨き粉については、確かに使用せずに磨けるようであればその方が良いと思います。 ただ、歯磨き粉には薬効成分も含まれており、使い方次第では使用しないよりも よいこともあります。 まず、可能ならば歯磨き粉に研磨剤の入っていないものをしようすること。 そして研磨剤の有無にかかわらず、歯ブラシに付ける量は少量にし、 軽い力で磨くこと。 そうすれば、歯磨き粉で歯にキズがつくということはないと思われます。 ただ、今回のご質問で、歯磨き粉を使用されなかったことで黄色くなってきたか どうかについては分かりません。 歯の変色や着色にはいろいろな原因があります。 着色か変色か。何が原因でそのようになったかによって治療法が異なりますが、 色については病気ではないため、保険適応の治療にはならないと思います。 一度かかりつけの歯科医院さんでご相談されてみてください。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
歯の色の事でお悩みの事ですね。 歯の表面に付いている着色なら、保険適用でクリーニングにより落とすことは 可能ですが、もし、歯そのものの色が変わってきたのならホワイトニング という処置が必要になりますが、残念ながら保険適用外になります。 どれぐらいの費用が発生するかは医院さんによって違いますが、文面からだと 着色かどうかは判断しかねますので一度相談されてはいかがでしょうか?

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