歯周病とは、、、という質問ですが、思いっきりはしょって簡単に書くと、
歯の周囲に
プラークがつき、その時点でしっかりと
プラークがとれていればいいのですが、
取りのこしが
歯石となり、その
歯石のついている範囲が歯の根っこのほうに向かって増えていき、
歯茎の中に細菌の住みよい環境ができ、そのことによって
歯周組織が破壊されてくるというのが
歯周病です。
口腔内の常在菌の細菌の種類だけではなく、
かみ合わせの力の要素や、タバコや全身状態、免疫の反応、局所的には
歯牙の形態や
歯肉の状態、骨の強さ、形態などが複雑に絡んで進行していきます。
口腔内を無菌にすることは不可能とされています。
出来るだけ細菌の数を減らしていこうというのが
プラークコントロール、
ブラッシングなどに代表される口腔内清掃です。
すでに
歯周病が進行して、深い
歯周ポケットを形成している状態であれば、結局
歯石を根っこの面からもしっかりと取り除くことが最大の
歯周病の治療ということになりますが、大前提としてまず
プラークの除去が出来ているということが必要となります。
また
保険では
歯周病の治療についても、細かい取り決めがあり、まず検査、
スケーリング、
ブラッシング指導、再検査、そしてスケーリングルートプレーニング(
SRP)、精密検査、歯周外科手術、というように順番が決められており、初心に戻ればいきなり外科処置はできない決まりにもなっています。