治療方針についてですね。
治療方針は様々あります。
患者さんの考え方も様々あるからです。
> 57歳です。
> 左下奥から4番目がなく、だんだん内側に倒れてきており、
実際に見ていないので何とも言えないところですが、すでに何本も歯がなくてだんだん歯が倒れてきているということは、いわゆる咬合崩壊といわれる状態だと想像します。
咬合崩壊とは、もともと噛んでいた
噛み合わせの高さから違って、ちゃんとまっすぐ咬む位置が分からなくなってしまっている状態です。
もちろん今もそれなりに噛めていると思います。
でもその
噛み合わせに合わせて入れ歯や
ブリッジ、その他のもので歯を作っても今以上にちゃんと噛めるようになることは非常に難しいです。
ちゃんと噛めるように、元のように噛めるように、理想的に噛めるように、ということならその狂ってしまった
噛み合わせを元にできるだけ戻してちゃんとした
噛み合わせの位置でしっかりとした歯をもう一度作り直す、という必要があります。
そのためには上記に書かれているように非常に大掛かりなことをしないといけません。
そういう提案なんだと思います。
もちろん様々な考えがあり、現状より少しマシならいいという考え、最終的には入れ歯でもいいやという考え、痛くなければそれでいいという考えもあるのでそれらを否定はしませんが、今行かれている新しい歯医者さんはその理想的な治療についての提案をされているのだと思います。