個人的な見解の相違はあると思いますが、私なら絶対に6番目まで伸ばした
延長ブリッジはしません。
今の状態で456
延長ブリッジを作ることはもちろん可能です。
でもその状態でいったい何年持つでしょうか?
10年持てばいいほうだと思います。
では10年経った時点でどうなるでしょう?
おそらく5番の歯は
抜歯をしないといけない状態、4番も相当にダメージを受けていると思います。
歯というのは、縦の力にはまあまあ耐えますが、横に揺さぶる力には非常に弱いです。
同じだけ変位させるのに50対1というデータもあります。
では
インプラントではどうでしょうか?
4、5番はしっかりメンテナンス出来ていれば、ダメになる確率は相当低くなると思います(
延長ブリッジと比較して)。
そして
インプラントの生存率は10年でも90%は超えています。
残っている間、手前の4、5番の
咬合負担を分かち合ってくれるのでそれも4、5番の歯の寿命を延ばすことにつながります。
20年後、
インプラントであればまだ全部の歯が残っている可能性は十分考えられます。
でも
延長ブリッジをしていた状態での20年後を想像すると、おそらく
インプラント2本、もしくは3本、
保険でとなると入れ歯の状態になっていることが予想されると思います。
そういうことなので私なら
延長ブリッジをするくらいならインプラント、でなければ入れ歯をお勧めしています。