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2023/01/10

顎や口が右にずれて開くことがあるのは顎関節症の影響ですか?

さし様24歳男性
顎関節症による顔の見た目の変化についてです。

私が顎関節症になったきっかけとして、顎を極端に右にずらして強く噛みしめるなどの悪習慣が背景にあります。(ちなみに、現在の私の顎関節症のレベルはMRI検査の結果、両関節円板がやや前方転位している状態であることがわかっています。その他骨の変形等については何も無いと報告されております。)
そのせいか、鏡の前で口を開けたときや笑ったとき、日常生活でしゃべるときなどに、やや顎や口が通常より右にずれて開くことがあります。(顎関節症発症前はこのようなことはありませんでした。)

その件に関しまして、現在診てもらっている担当の歯科医に伺うと、原因は筋肉の緊張によるもので、顎関節症による見た目への影響はあったとしても誰にもわからないレベルであると仰いました。
確かに鏡で確認した際に、顎が通常よりずれていないか心配になることで筋肉が緊張し、実際にずれが生じるのだと思うのですが、少し不安が残っています。

どこかのサイトで、顎関節症により顎の位置がずれるといったような記載を見かけて、本当のところはどうなんだろうと、日々不安に思っております。
また、顎関節症が原因ではなく、それによる噛み合わせ等のずれで、顎の開き方に影響がでるのか、などと深く考えてしまっております。

担当の歯科医のことを信頼していますが、他の先生の意見も伺いたいと思った次第です。
何かご見解などございましたら、ご回答くださいますと誠に幸いです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
顎関節症の治療目標をどこにもっていくのかという点でいろいろあるのだと思います。
私は顎関節音や症状のずれに関してはあまり気にしないで、開口障害や痛みがなくなればいいと考えています。
TCHの指導や夜間マウスピースくらいしか行いません。
いずれも痛みがなくなったり軽減したらそれで十分と考えています。
顎関節円板の転移によって噛み合わせがずれることはわかりますが、安静時、痛みがない状態ならいずれそのずれも収束していくと考えています。
(変形がひどくなる方向にはいかないと考えています。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
難しいところでして、一概にこうだとは言えない部分が多く、顎関節周りの問題かと思います。
本来であれば、顎関節専門の先生に再度診てもらうのがベストかと思います。

小池 文一 先生からの回答

小池 文一
長野県
小池歯科医院
小池 文一先生
お顔の見た目の変化が気になるということですね。
下アゴのズレは、お顔の左右非対称を起こします(左右の目の大きさの違い、耳の見え方の違い、お鼻が曲がる、口唇閉鎖ラインが斜め、頬骨の高さの違いなど)。
多くの人は右へずれている感じがします。
どちらへずれるかは、上の奥歯の左右的な高さの違い、お口のボリュームなどにより決まります。
大切なことは、アゴずれはその人のかみ合わせを歪ませ、全身の筋バランスとも連動しながら姿勢、呼吸にも影響を与えているということです。
実際、アゴ以外の筋緊張が影響して、顎関節症になりお口が開かなくなってしまうケースもあります。
左上の奥歯の方が高く、顎が右へずれ、お口のボリューム不足、舌落下などで、頭の位置が理想より前方へ出て、呼吸も浅く、猫背という方を多く見ます。
現状では、症状は安定しているようですし、お若いので、アゴずれを改善していく必要性はないと思います。
しなやかな身体づくりが大切です。特に首です。

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