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ご相談

中切歯が折れてしまい、被せ物の種類に悩んでいます。

momo様52歳女性
先日、右上中切歯が折れてしまいました。

神経を抜いてから大分経ち、変色もしていたので治そうと考えていたのですが、顎関節症なので治療できないと言われ諦めていたので、今後の治療と補綴に不安を感じています。

急遽、治療をお願いした歯医者さんから根は割れていないので差し歯で治す事が出来ると言われましたが、顎関節症なので差し歯が割れる心配もあるそうです。
前歯なので審美性も考慮したくファイバーコアで土台を作ってもらう事になりました。
補綴の方はオールセラミックジルコニアかアルミナ、メタルボンドハイブリッドセラミック(シンフォニー)から選べ、先生の薦めはオールセラミックジルコニアで、通常は5年保障ですが10年以内なら保障しますと言われました。
メタルボンドは金属が入るので、前歯なら金属が入らない物にしたいと思います。
白い差し歯をお願いするのが初めてなので、補綴の種類を調べてみましたが益々どれが良いのか分からなくなってきました。

ジルコニアは強度があるが対合歯を傷つけると書かれており、現在は咬合も不安定なので時々ですが食事をしていると下の歯とぶつかる事があります。

オールセラミックのアルミナはジルコニアより透明感があるが強度が落ちる。
ジルコニアよりは天然の歯を傷つけにくいが、温度差に弱いとありますが通常の生活であれば問題ないですよね?

ハイブリッドセラミックは天然の歯を傷つけないが年数が経つにつれて変色しやすく、傷がつきやすく、艶もなくなる。
でも、オールセラミックよりは安い治療費で白い歯に出来るとのことで良いかとは思いますが、変色した場合は再度、治療する事になるのでオールセラミック治療より費用がかかってしまうのでは?と思います。

どのくらいが寿命なのでしょうか?10年くらいならオールセラミックも同じくらいですか?

食いしばりも多少あるのでハイブリッドだと不安がありますし、ジルコニアだと他の歯が心配ですし、保障の対象であってもアルミナが使用されなくなれば作り直しに問題が出てくる心配もあります。

どんな事を考慮して選ぶのが良いのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
材料の違いについて悩んでおられるようですね。

材料の適、不適については主治医がそれぞれの材料の特徴をもとに一番のお勧めというか、適しているものを選択するのが一番なんですが、費用の問題もあり、選んでもらっているというのが現実です。

主治医の考えではジルコニアがお勧めということなんですね。

ジルコニアと一言で言っても、ジルコニアという材料でコーピングというものを作り、その上にセラミックを盛り足していくという方法であれば、対合歯と接する部分はジルコニアではないのでそれほど心配することはないと思います。

ただ一番感じたのが、まずは奥歯や、全体でのかみ合わせを徹底して、いい方向に治療をして、顎関節症の症状が治まってから前歯を最終的に作るというほうがいいと思います。

それまでは仮歯でいい咬み合わせを探って行くほうが最終的には長期的な安定が得られるような気がします。
ハイブリッドは前歯にはあまりお勧めしていません。それであれば保険前装冠と極端な違いはでないと思いますので、、、)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
被せ物の種類ですが、おっしゃるものどれでも大丈夫だと思います。

顎関節症と根の破折の関連がよくわかりませんが、食いしばりがあるというところから、その可能性はあるかと考えます。

その際、被せ物の後にナイトガードマウスピースを作成してもらい、装着することで、破折のリスクを下げることが可能だと考えますので是非考えてください。

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