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ご相談

子供の乳歯を削らず、セメントを詰めて様子を見る治療について。

イオン様43歳男性
はじめて相談させていただきます。
7歳の子供の乳歯(奥歯)に虫歯を発見しました。
痛みは無いようなのですが、フロスをしてなかったので、隙間をやられてしまった感じです。
近所の歯医者に連れて行ったのですが、告げられた治療方針?について他の先生の意見をお聞きしたいです。
先生曰く、乳歯虫歯は進行が早く、乳歯エナメル質?も薄いので、神経まで虫歯が達しやすいとのことで、レントゲンを見ながら、あと少ししたら神経を抜くかも、とのこと。
すんなり納得できました。
ただ、処置が、削らず、虫歯の進行を抑えるフッ素配合のセメントを詰めて様子見な感じでした。
こちらとしては、乳歯の神経を抜くような事態になる前に、きちんと処置してくれるもんだと思っていたので、ちょっと?な感じでした。
進行が速いなら、尚更なのではないかと。
しかもセメントで肝心なところにフロスは通せず、ヤキモキしてます。
もちろん、しばらくしたら削ってくれるのかも知れないのですが、早い方が子供の痛みも少ないのでは?と思います。
まだ永久歯が生えるまで数年かかると思うので、神経まで達しないうちに治しておきたいのですが、他の先生の意見を聞ければと思います。
宜しくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯についてよく勘違いされているのですが、むし歯というのは歯がだんだん柔らかくなって来るものです。
その柔らかくなるなり方は、例えばメロンの中心がジュクジュクだとしても皮に近くなるとだんだん固くなるというようにここからここまでが、むし歯、とはっきりと分かれているもんではないんです。
そしてもう一つ大切なことですが、この柔らかくなったところにフッ素などを作用させることによって柔らかかったところがだんだん固くなる、再石灰化を起こすということがあります。
そのことによって今なら柔らかいところをとって神経が出てしまうような状態でも、そのセメントなり処置なりを行うことによって神経を残して処置できる可能性があるんです。
なのですぐに処置をせずに数か月単位でセメントを交換したりといった処置をしていくことの方がより丁寧で優しい治療ということになるんです。
また歯髄も刺激によって象牙質が作られてくるので急がないほうがいいですよ。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
イオン 様、初めまして。
お子様の虫歯が大変気になる事と拝察申し上げます。

乳歯虫歯はご指摘の通り進行が速い場合が多々有ります。
実際にイオン様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的にむし歯の治療は以下の様なカテゴリーで進む場合が多いです。

1.浅い虫歯の場合
充填処置のみ。

2.深い虫歯の場合
1)特に症状(しみる、痛い等)が無い場合
 神経を保護する為、セメントで裏層後充填

2)症状が有る場合(しみる、痛い等)
 鎮静作用のあるセメントで間接覆罩、経過を見て問題なければ充填

3.神経まで虫歯が達している場合
1)症状が無い場合
 直接覆罩後経過を見て充填処置

2)症状が有る場合
 抜髄(神経を取る)後充填或いは被せ

裏装に使用するセメントの効果で、二次象牙質歯髄腔内に増生され、歯髄(神経)を防御する機転がよく起きます。
セメントにはその様な効果を期待しております。

かかりつけ歯科医院でよく診査して頂いて下さいね。
お大事にどうぞ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
お話からすると、まだそれほど深い虫歯ではないようなので、その処置方針で間違いはないと思います。
きちんと虫歯を取って、あるいは神経にかからないところまで虫歯を取り経過を見て、もう一度セメントを外し処置をするのも悪くはないと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
歯科治療が初めてのお子様の場合は、少しトレーニングしてから治療に取り掛かる場合もあります。

協力が得られるようなら、悪いところは削合して間に合うようなら充填だけで済ませたいですね。

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