歯の用語集
『た』行の用語
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タービン(たーびん)
歯科診療台に備わっている切削器具のことです。
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対合歯(たいごうし)
かみ合う相手の歯のことを言います。
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対称捻転(たいしょうねんてん)
前歯が正中線に対して、対照的にねじれて生えていることです。
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多形性腺腫(たけいせいせんしゅ)
唾液腺に発生する良性の腫瘍のことです。主に40歳以上の女性に多い病気です。
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タッピング(たっぴんぐ)
ストレスやクセなどが原因で、睡眠中や無意識のうちに上下の歯をカチカチとかみ合わせることです。
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探針(たんしん)
小さい虫歯の発見や歯の状態を確認するときに使用する器具のことです。針のような形状をしているものが主流です。プローブとも言...
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単純窩洞(たんじゅんかどう)
虫歯を削った部分が歯の一面にしか無い状態のことです。
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第一小臼歯(だいいちしょうきゅうし)
前から4番目に生えている永久歯のことです。
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第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)
6歳前後で生えるため6歳臼歯とも言います。前から数えて6番目の永久歯のことを言います。 通常、上顎の第一大臼歯は6〜7...
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大臼歯(だいきゅうし)
小臼歯のあとに続く上下3対の奥歯のことです。親知らずは3番目の大臼歯のことです。
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第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)
親知らず、または、智歯とも言います。 第三大臼歯とは、前から数えて8番目の永久歯のことです。 通常17〜21歳頃に生...
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第二小臼歯(だいにしょうきゅうし)
正中から数えて5番目の永久歯のことです。
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第二大臼歯(だいにだいきゅうし)
12歳前後で生えてくるので、12歳臼歯とも言います。 第二大臼歯とは、前から数えて7番目の永久歯のことです。 通常、...
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第四大臼歯(だいよんだいきゅうし)
過剰歯のことです。成人の歯の本数は32本(親知らずを含む)、親知らずは第3大臼歯、それ以外に生えている歯のことです。
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ダイレクトボンディング(だいれくとぼんでぃんぐ)
セラミックに近い審美性を持つ歯科用のレジン(プラスチック)を直接歯に盛り付けて、本来の歯の美しさを再現する方法を言います...
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唾液(だえき)
口腔に外分泌されて貯蔵した体液の総称のことです。
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打診痛(だしんつう)
歯を軽くコンコンと叩いた時(打診時)に響くような痛みのことを言います。
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唾石症(だせきしょう)
唾液腺内にリン酸石灰、炭酸石灰などの石灰が石を作り唾液が出る管を塞いでしまう疾患のことです。
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脱灰(だっかい)
虫歯菌の作り出した酸が、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸を溶かす作用のことです。この状態が続くと初期の虫歯にな...
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脱臼(だっきゅう)
転倒など外力で歯が抜けることです。
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脱離(だつり)
一度治療して取り付けた被せ物や詰め物が取れることです。
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WSD(だぶるえすでぃ)
様々な原因によって、歯の生え際がくさび状にえぐれてしまった状態のことです。くさび状欠損と言います。
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ダミー(だみー)
ポンティックとも言います。ブリッジの歯の無いところで、支台歯が無い人工歯の部分を言います。
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断髄法(だんずいほう)
乳歯や若い永久歯にできた虫歯が神経にまで進行した時に行う治療法のことです。
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チェックバイト(ちぇっくばいと)
上顎と下顎の歯列位置を咬合器上で再現するために、上下顎間の位置を記録することです。
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知覚過敏(ちかくかびん)
虫歯が無いのに冷たいものを飲んだり食べたりした時、ブラッシングの際にしみるような痛みがあることです。歯ぐきが痩せて歯根部...
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知覚神経(ちかくしんけい)
末梢神経の一つで、痛みや冷たさなどの温度を感じる働きがあります。
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智歯(ちし)
親知らずのことです。
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智歯周囲炎(ちししゅういえん)
正常に生えて来なかった親知らずと、その周囲の歯肉との隙間に汚れや細菌が溜まり、炎症が起きている状態のことです。ペリコとも...
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地図状舌(ちずじょうぜつ)
舌の上が地図を描いたようになる(白く縁取られた赤い斑点模様がある状態)ほとんど痛みのない炎症のことです。
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チタン(ちたん)
歯科材料の1つです。熱に強く、耐蝕性にも優れています。
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着色(ちゃくしょく)
歯の表面に色がつくことです(色素沈着)。お茶・コーヒー・ワインなどにより着色します。また、歯の色そのものが変化することを...
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着色歯(ちゃくしょくし)
先天的、後天的な原因で、着色した歯牙のことです。
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中間義歯(ちゅうかんぎし)
義歯の名称。 両端に天然歯がある局部床義歯のことです。
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中心結節(ちゅうしんけっせつ)
主に小臼歯の咬合面(噛む面)の中央部にみられる突起のことです。
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中心咬合位(ちゅうしんこうごうい)
咬合のときに、習慣的、反射的に取りやすい上下顎の位置のことです。
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中切歯(ちゅうせっし)
真ん中の前歯2本のことです。
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鋳造冠(ちゅうぞうかん)
金属冠の一種。歯冠全体が金属で製作された冠のことです。
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治癒(ちゆ)
病気やけがなどがなおることです。
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超音波スケーラー(ちょうおんぱすけーらー)
音波の微振動で歯石を粉砕して除去する器械のことです。水を出しながら器械の発する熱を冷却します。
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超音波歯ブラシ(ちょうおんぱはぶらし)
「超音波」は、振動数が2万Hz以上となり、人の耳では聞き取れません。超音波ブラシには超音波発生装置が歯ブラシのヘッド部に...
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調整咬合(ちょうせいこうごう)
チェックバイトのことです。
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直接覆髄法(ちょくせつふくずいほう)
覆髄法のひとつ。生活歯髄切断法を行なった場合に行なわれる方法のことです。
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チンキャップ(ちんきゃっぷ)
顎外固定装置のことです。主に下顎前突の治療の際に使われるものです。
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鎮静法(ちんせいほう)
患者の不安感、恐怖心、緊張感を取り除く方法のひとつ。吸入鎮静法と静脈鎮静法があります。
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鎮痛(ちんつう)
痛みをしずめることを言います。
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鎮痛剤(ちんつうざい)
痛みを和らげたり取り除いたりする医薬品の総称。非常に幅広い種類の医薬品に対して用いられ、非ピリン系解熱鎮痛薬・ピリン系解...
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爪楊枝法(つまようじほう)
歯ブラシの毛先を使って、あたかも「つまようじ」で歯と歯の間などの歯垢を 押し出す要領で歯を磨く方法のことです。
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詰め物(つめもの)
虫歯の治療後、穴を埋めて修復するための歯科材料のことです。金属製、陶製などがあり、保険・自費含めさまざまな種類があります...
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TCH(てぃーしーえいち)
Tooth Contacting Habit。 不必要な上下の歯の接触を長時間行う癖のことです。
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ティッシュインテグレーテッド(てぃっしゅいんてぐれーてっど)
インプラントの連結装置とインプラントを埋め込んだ周辺の骨組織や歯肉などが、密着している状態のことです。インプラントが長期...
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ティッシュコンディショニング(てぃっしゅこんでぃしょにんぐ)
義歯不適合などで、歯ぐきの粘膜が傷ついている場合に、傷と入れ歯の接する部分に弾力、粘着力のあるやわらかい調整材を敷くこと...
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TBI(てぃびーあい)
歯科衛生士が行うブラッシング、プラークコントロール、歯磨きのチェック、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ等の正しい使用方法を指...
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低位歯(ていいし)
咬合線に届かない歯のことです。
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挺出(ていしゅつ)
噛み合わせる相手の歯が失われてしまった場合等に、歯が元の位置から突出したり、移動してしまうことです。
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テック(てっく)
前歯の治療中等に、補綴物が入るまでの間付けておく仮の歯のことです。テンポラリークラウンとも言います。
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テトラサイクリン(てとらさいくりん)
テトラサイクリン系抗生物質の総称を言います。歯の象牙質や骨に沈着します。歯の形成期(0〜12歳)頃に服用すると、着色を起...
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テルプラグ(てるぷらぐ)
抜歯等により歯槽骨の露出した創(傷)部に詰めるコラーゲン製の抜歯創用保護材です。創面保護ならびに肉芽形成を促します。
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転移歯(てんいし)
歯牙が正常よりも近心、遠心、または頬側、舌側方向にずれているものです。
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天然歯(てんねんし)
天然に生えている歯のことです。人工歯と区別する意味で呼ばれ、永久歯の事を指す場合もあります。
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テンポラリークラウン(てんぽらりーくらうん)
前歯などを削ったあと、詰め物やかぶせ物が入るまでの間使用されるもので、テック(TEK)とも言います。
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デーモンシステム(でーもんしすてむ)
ワイヤーとブラケットとの間で生じる摩擦を限りなく少なくすることで、治療期間の短縮や通院回数を減らすことが出来る等、数多く...
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ディスキネジア(でぃすきねじあ)
ジスキネジア。 神経学的症候のひとつで、不随意運動の一種。 自分の意志に関わりなく身体が動く症状のことです。
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デジタルX線(でじたるえっくすせん)
フイルムを使用せず、コンピューターで画像を取り込むレントゲン装置のことです。従来のX線装置の約1/10の照射量で、身体に...
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出っ歯(でっぱ)
上顎前突のことです。
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電気歯髄診断(でんきしずいしんだん)
歯の神経の状態を診断することを言います。診断する装置のことを電気歯髄診断器と言います。 診断方法は、診断器で電流を...
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電気歯髄診断器(でんきしずいしんだんき)
歯の神経の状態を診断する装置のことを言います。 診断方法は、診断器で電流を流し、感覚があるかどうかで歯の神経の生死...
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伝達麻酔(でんたつますい)
知覚神経のすぐ近くに麻酔薬を注射し、その知覚神経が支配する一定の範囲すべてに麻酔をかける手技のことで、歯科では、下の大臼...
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デンタル(でんたる)
複合語の形で使われる事が多く、直訳すると「歯の、歯科の、」となります。歯科においてはデンタルケア、デンタルフロスなどと言...
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デンタル(X線)(でんたる)
小型のフィルムを口の中に入れて、2〜3本の歯の細かな撮影をするレントゲンのことです。
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デンタルIQ(でんたるあいきゅう)
虫歯などの歯の病気や予防に対する認識度や理解度を表す言葉です。
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デンタルフォービア(でんたるふぉーびあ)
歯科恐怖症のことです。理性では分かっているが、歯科治療に対する不安感や恐怖感がどうしても克服できないという病気です。
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デンタルフロス(でんたるふろす)
歯と歯の隙間に付着した歯垢を取り除くために使う糸楊枝のことです。歯科医院で使い方の指導を受け、双方の歯の側面に沿わせて往...
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デンチャー(でんちゃー)
取り外し可能な入れ歯のことです。総入れ歯(フルデンチャー)、部分入れ歯(パーシャルデンチャー)の2つに分けられます。
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電動歯ブラシ(でんどうはぶらし)
電気の動力により自動でヘッドが動く歯ブラシのことです。
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電動麻酔器(でんどうますいき)
麻酔器のひとつ。 ピストルのような形をしています。 極細の針を使用し、針が刺さる時の痛みを軽減します。麻酔薬を均一な...
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トゥースポジショナー(とぅーすぽじしょなー)
保定装置のひとつ。わずかな歯牙移動が期待できる装置のことです。
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透過像(とうかぞう)
X線写真で黒く見える部分のことです。
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陶材(とうざい)
歯科に用いられる材料で、人工歯の冠やインレーに使用されます。
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陶歯(とうし)
陶材製の人工歯のことです。レジン歯に比べて、硬度、耐摩耗性が高く、変色しません。床用、歯冠補綴用、加工義歯用に分類されま...
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疼痛(とうつう)
ズキズキと激しく痛むことです。
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トローチ剤(とろーちざい)
錠剤の一種で、口内で徐々に溶かして服用する薬のことです。口腔内や粘膜など局所に長時間、持続的に作用させようとするものです...
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頓服薬(とんぷくやく)
痛み止めなどの、臨時に飲むような薬のことです。
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動揺(どうよう)
歯がぐらぐらと動くことです。
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動揺度検査(どうようどけんさ)
歯の動揺を調べる検査のことです。 前歯部は唇面、舌面をピンセットではさみ、臼歯部では咬合面の中央にピンセットの先をあて...
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ドックスベストセメント(どっくすべすとせめんと)
Doc's best Cement。 虫歯の治療法の1つ。 通常は虫歯の部分を完全に削り詰めたり被せを行うが、完全に...
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ドライソケット(どらいそけっと)
抜歯時に出血が極端に少なく、抜歯窩をふさぐ血餅(けっぺい)が出来ずに、骨面が露出したままになって炎症を起こした状態のこと...
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ドライマウス(どらいまうす)
唾液の分泌が減ることで、口の中の菌が増えて、口臭、虫歯、歯周病、味覚障害、感染症などさまざまな症状が現れる病気のことです...
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ドリル(どりる)
歯を削る治療機器のことです。ドリルの変わりにレーザーを使用する場合もあります。
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ドルダーバー(どるだーばー)
インプラントを固定源にした取り外し式の入れ歯のことです。