メール相談:抜歯後、インプラント・入れ歯・ブリッジの何れかで悩んでます | 歯のねっと

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タイトル 抜歯後、インプラント・入れ歯・ブリッジの何れかで悩んでます カテゴリ 詰め物・被せ物
相談者 もえりょう様 年齢 48歳 性別 女性
13年程前、右上の奥歯の虫歯がひどくさし歯にしました。
そのさし歯が今、はぐきの辺りでうずき、数軒の歯医者で見てもらったところレントゲンを撮ってもらい「さし歯をはずして中の虫歯を治療後インプラント、入れ歯、ブリッジのいずれかにしては」と言われました。

外した後の治療について、入れ歯も抵抗があり、インプラントは手術で怖いイメージがあります。ブリッジについて、前後の歯を削らずに歯の内側に引っ掛けて歯をつける方法を提案してくれた歯医者が1軒だけありました。
ブリッジのため前後の歯を削ると前後の歯が虫歯になるとも聞きます。

引っ掛ける方法を提案してくれたのが1軒だけだったのは治療の方針によるものでしょうか?方法がマイナーなのでしょうか?
今後再度その歯を抜いたりすることになるのでしょうか?
酒井 信先生からの回答
1
宮城県

酒井 信

にがたけホワイト歯科
歯が無くなってしまった後の治療(補綴といいます)方法には、歯科医師としても、迷うことが多々あります。

取り外し式の入れ歯にすれば、装着感があまり良くないでしょうし、また、管理が悪ければ、入れ歯に接する歯を早期に虫歯にしてしまうでしょう。

ブリッジにする場合は、おっしゃる通り歯を削らなけらばいけません。
ただ、削ると前後の歯が虫歯になるというのはどうでしょう。これも処置を受けた後の管理のし方いかんだと思います。ブリッジとは、説明を受けたと思いますが、欠損した歯をふくめて、固定式のものです。1本欠損に対し前後2本で支えるのが一般的です。支える歯にとっては、本来かかる負担以上の力が加わることは御理解いただけると思います。

さらに、歯というものはいかに健康な状態でも多少は動きます。支えになっている歯は咀嚼するたびに微妙に動揺するはずです。そのため、固定式のものをつくるとき、将来、より外れにくくするためには、がっちりと削って被せる形にしたほうが、安心できますが、削る量が多くなると、審美的にも問題が出てきます。

最近は、詰め物や、被せ物に使うセメントが、それ自体接着力をもつものも多く開発され、臨床に取り入れられていますので、以前よりは安心できるようになりました。

もえりょう様のおっしゃる、「前後の歯を削らずに歯の内側に引っ掛けて歯をつける」 と説明を受けたものが、それに当たるかどうかですが、歯を殆ど削らずに、セメントの接着力に期待する固定方法もありますが、削って装着されたものに比べると、維持力が少し劣るかもしれません。できるだけ歯を削りたくないとおっしゃるのであれば、接着ブリッジといわれるこの方法もよいかと思います。
渡辺 英弥先生からの回答
2
福島県

渡辺 英弥

渡辺歯科医院
このお話からすると、はずした歯の炎症が治まりしだい歯を抜くということでいいのでしょうか。それとも、治療して歯を残すということでしょうか。

ちなみに、ブリッジインプラント義歯はどの部分に使うのでしょうか。この辺がよくわからないのですが、治療する前に考えること確認することがあると思います。まず、ご自身の口の中が、歯周病タイプのお口なのか、虫歯タイプのお口なのか、どちらにも属さないのかなど。歯が駄目になる要因としては、歯周病が悪化してやむなく抜歯する場合や虫歯がひどくて保存することが不可能なため抜歯する場合などが考えられます。

ブリッジ義歯インプラントのどれを選択してもきちんとしたメインテナンス等施されなければ、どの処置を選択しても結果は見えてしまいます。大事なことは、今ある自分自身の歯を一生使うため、それらの被せ物、入れ歯、インプラントをうまく活用することになります。いい物を使っても最終的には、ご自身のかかりつけ歯科医とご自身の二人三脚でなければ、うまく機能しません。

医院の治療方針はすべてみな同じとは限りませんので、ご自身の生活状況、歯科医院との相性、ご自身の希望を総合して決めることが大事になると考えます。
玉置 敬一先生からの回答
3
和歌山県

玉置 敬一

玉置歯科医院
もえりょう 様

歯のうずきもありご心配なこととお察しいたします。

1.いまうずいている歯を残すことはできないのでしょうか?ぜひ残すことを希望して歯科医師に伝えてください。身体の他の部分(たとえば手の小指)が病気になり、治りにくい場合、すぐに「根本から切り落としてください」とはいわないと思います。歯も同じです。残すための最大限の努力をしてみてください。ただ、その歯を残すことにより、もっと大きな問題が起こる場合や、残しても後全く使えない場合は別の話になります。そのあたりの説明をよく聞いて、いちど抜いた歯は戻すことができません。抜く前には慎重の上にも慎重になさってください。

2.説明をよく聞いた上で、どうしても残せない場合、後の処置を考えなくてはなりません。数件の歯科医師から聞かれたような治療法になります。その中で、「入れ歯も抵抗があり」とあります。年齢もお若いので、お気持ちはよく分かりますが、まず、義歯(入れ歯)を選択してください。これはバネを掛けるための小さな穴を作るだけで、両隣の歯への負担は最小になります。いちどこれで半年(6ヶ月)ほどお使いになり、どうしても問題がある場合に他の方法を選択してください。

3.どうしても義歯でだめな場合の次の選択は、歯の内側に引っかけて歯をつける方法(接着ブリッジ。あるいは、アドヒージョンブリッジといいます)。これも歯をほんの少し削るだけ(全く削らないでできる場合と、少し削ってつける場合があります)でできます。ただ、この場合、以前、接着の技術がじゅうぶんでなかった時代に、「二次カリエス」といって、ブリッジをつけたところからう蝕虫歯)が発生し、さらに悪くなるケースもあり最近はあまり取り組まなくなりました。しかし、最近の接着技術はとても向上しました。歯に負担の少ない方法だと思います。ただし、接着部分からの二次カリエスが起こりやすいことから、後々定期点検は必須です(どの場合でも。ですが)。

4.その方法ではむつかしいようならブリッジインプラントの選択になります。ブリッジもきっちりと造り、後の定期点検をじゅうぶんにすれば長く持つことが多いのですが、身体の中で、もっとも硬い「エナメル質」という防御壁を削るのですから、後の点検は特に慎重に、また、充分にする必要があります。

5.インプラントは両隣の歯を削ることがないので、ある意味最も優れた方法だと思われます。最近は学問的にも技術的にも、とても向上して、以前に比べればずいぶん良くなったとされています。それでも、ブリッジインプラントの経過を比較したものの5年後の統計では(いずれも5年前の学問と技術ですが、現在それよりは少し進歩している可能性がありますが)少しブリッジの方がよいという結果が報告されています。このようにインプラントといえども半永久的なものではないので、「骨の中に異物を入れる」ということを頭に入れ、後々の点検をひんぱんに行う必要があります。

6.現在の口腔状態について、
1)どうしてその歯が問題を起こしたのか?
2)そのような問題を起こさないために、治療前、治療後のブラッシング(歯磨き)の方法やメインテナンスについてじゅうぶん教えてくれる歯科医院であるか? 
3)インプラントブリッジについて過去にその歯科医院で行った症例を見せてくれ、現在の状態も口腔内写真やレントゲンで見せてくれるような歯科医院であるか?というようなことで治療してもらう歯科医院をお選びください。

今の傷みが早く治り、元気においしく食事ができるように願っています。
河原 雅朗先生からの回答
4
奈良県

河原 雅朗

かわはら歯科クリニック
中の虫歯を治療してとありますが、もう一度治療して被せることができるということでしょうか?

そうであればそれが一番だと思います。そうではなくてやはり抜歯ということになるのであれば言われているとおり、入れ歯、ブリッジインプラントの選択肢になると思います。

ひっかけるタイプというのは接着ブリッジのことかと想像しますが、なるべく歯を削らず接着力で歯を付けるというタイプだと思います。ただ噛みあう力が強く働くところではどうしても外れやすいという欠点もあります。また厳密には保険適応ではないということで、そういうところでマイナーな方法ではあるといえます。(ただもう一度やり直していくことも可能だとは思います。通常のブリッジよりも歯に与えるダメージはかなり少ないでしょう。)

いずれの方法もそれぞれメリット、デメリットがあり、よく主治医と相談してみてください。
田邉 美樹子先生からの回答
5
大阪府

田邉 美樹子

筒井歯科医院
歯を抜いてブリッジにするか入れ歯にするかインプラントにするかということをご検討されているということですね。

ご希望としては、出来る限り歯を削らずにしかも入れ歯やインプラントでない方法ということなのだろうと思います。
私の勉強不足かしれませんが、歯を全く削らずにブリッジというのは考えづらい方法だと思います。
歯面を多少は削って付けるタイプのアドヒージョンブリッジ(接着ブリッジ)なら可能性はあると思いますが、かみ合わせの具合や習癖によってはずれやすい方法かと思いますのであまりお勧めする先生はいないかもしれません。

一度、その方法を提案して下さった先生に具体的な治療方法とその利点欠点や予後など詳しくご説明をお受けになられて、もし可能であれば、他の先生のセカンドオピニオンをお受けになられた上でお決めになられてはいかがかと存じます。

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